(過去の出版物はこちらからどうぞ)

新刊のご案内

阿弥陀の鬼子-織田信長・石山本願寺劫濁譚-

佐々木 博(ささき ひろし)著

体裁 46判/上製本/本文284頁
定価:本体1,500円+税
ISBN 978-4-87302-832-3 C0093

信長と一向一揆で戦った本願寺は十二代教如の世に分派する、それは「門主妻女」がゆえだ。関白秀吉が教如に掌を返し母如春尼も教如を見限った妻女」とは。歴史の地下水脈を史料で穿つ。


新刊のご案内

一炊の夢

東 洵(あずま まこと)著

体裁 46判/並製本/本文210頁
定価:本体900円+税
ISBN 978-4-87302-837-8 C0093

光道は居ずまいを正し守り刀を握った。これは夢だ。これまでは夢だったのだ。夢に違いない。光道は次第に薄れゆく意識の中でそう思った。


好評発売中

折口信夫の古代研究-「まれびと」の考古学-

新部 正樹(にべ まさき)著

体裁 46判/並製本/本文192頁
定価:本体1,000円+税
ISBN 978-4-87302-831-6 C0039

「まれびと」はいつのころまで来訪していたのだろうか。折口信夫は、沖縄諸島や八重山諸島での祭祀のほかにも、「まれびと」を迎える祭祀が形を変えて継承されていると考え、各地の祭りに登場する翁や鬼などの仮面異装の来訪者に「まれびと」の再現を見いだしている。


好評発売中

大己貴(大国主)の謎

崎元 正教(さきもと まさのり)著

体裁 A5判/並製本/本文226頁
定価:本体1,500円+税
ISBN 978-4-87302-830-9 C0095

神話から真実へ-国造りの大神・大己貴の実像。出雲大社境内の筑紫社に大己貴の筑紫妻が祭られている謎。三輪山中腹に大己貴が大和妻と暮らした出雲屋敷がある謎。大己貴が国造りの大神として各地神社に讃えられている謎。数々の謎に包まれた大己貴の実体を全国各地の神社伝承や地誌が熱く語る。


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天国とよばれた療養所

ゆきや 星(ゆきや せい)著

体裁 46判/上製本/本文236頁
定価:本体1,600円+税
ISBN 978-4-87302-827-9 C0093

2024年第24回 歴史浪漫文学賞最終候補作。

菌陰性となってなお巷にはびこる無理解と偏見。叶わぬ夢として一度は諦めた社会復帰。しかし賢三は……。日本人が忘れてはいけない百年のものがたり。


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日本最後の敵討ち-臼井六郎の一念

池松 美澄(いけまつ よしきよ)著

体裁 46判/並製本/本文134頁
定価:本体1,000円+税
ISBN 978-4-87302-829-3 C0093

「天網恢恢疎ニシテ漏ラサズ」「骨髄ニ徹シ切歯憤怒ニ堪ヘズ必ズ復讐スベキ」。明治13年12月17日、秋月武士の面目を保つべく両親の敵を討つまでの艱難辛苦の生涯を描く。


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或る一族の肖像

   -信長と戦った父、幕末への流れを作った娘-

西村 弘毅(にしむら ひろき)著

体裁 46判/並製本/本文204頁
定価:本体1,200円+税
ISBN 978-4-87302-824-8 C0093

戦国・幕末の激動の時代に大きな影響を与えた一族とは?浅井久政の庶子として生まれた安休房西周、石山本願寺にて顕如に仕え、その娘武佐は水戸徳川家にて大きな役割を果たすこととなる。


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織女識別

松川 章子(まつかわ しょうこ)著

体裁 46判/並製本/本文300頁
定価:本体1,500円+税
ISBN 978-4-87302-828-6 C0093

「……ここで我らが頭を下げれば、乱世が鎮まる」上杉謙信の遺伝子を持つ者だけがたどり着く間愛の境地。上杉景勝と直江兼続の決断とは。


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花の散るらむ-高崎藩下仁田戦争始末記-

藤原 文四郎(ふじわら ぶんしろう)著

体裁 46判/並製本/本文208頁
定価:本体1,500円+税
ISBN 978-4-87302-826-2 C0093

京を目指す水戸天狗党千人の大軍勢を相手に、二百の兵で戦いを挑む高崎藩。少年藩士本木祭之助らの壮絶な戦いと散りゆく武士道の真髄を描き出す。


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公狸先生の行状秘話

保泉 孟史(ほいずみ たけし)著

体裁 46変形判/並製本/本文184頁
定価:本体1,364円+税
ISBN 978-4-87302-813-2 C0095

筆者、自称公狸先生が卒寿のお祝いに書き綴った、教育論を盛り込んだ自叙伝。


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雁のひとつら

柴原 逸(しばはら いつ)著

体裁 46判/並製本/本文132頁
定価:本体1,000円+税
ISBN 978-4-87302-820-0 C0093

新風和歌『玉葉和歌集』誕生。持明院統と大覚寺統の争いと伍して和歌の世界でも京極家と二条家の争いが熾烈を極める。時代のうねりに翻弄される人々の悲喜こもごもを永福門院内侍は見ていた。


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北辺の御様子お伝え致し度候

安部 俊吾(あべ しゅんご)著

体裁 46判/上製本/本文270頁
定価:本体1,500円+税
ISBN 978-4-87302-818-7 C0093

北辺の地エトロフにヲロシヤ船が来襲、この変事を伝えるため医師見達は蝦夷の大地を僅か七日で駆け抜ける。


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暁の瞬光

西城 篁次(にししろ こうじ)著

体裁 46判/並製本/本文156頁
定価:本体1,000円+税
ISBN 978-4-87302-819-4 C0093

蔵に眠っていた信玄の死に纏わる遺物とは?本家の古い蔵から偶然発見された不思議な金属片。その謎を家族で探るなかで明らかにされた日本の歴史の真実を秘す先祖の残した禁書古文書とは?


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異国船のマリア

長谷川 聡(はせがわ さとる)著

体裁 46判/並製本/本文220頁
定価:本体1,500円+税
ISBN 978-4-87302-817-0 C0093

オランダ商館長の日誌から蘇る長崎出島での日々。五島列島に難破漂着したポルトガル船の乗員を巡る数々の謎とトラブルの連続。マレー語の通訳を依頼された商館長の目を通して描き出す出島物語。


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枕草子奇譚-清少納言と髭切太刀-

田島 高分(たじま たかわき)著

体裁 46判/並製本/本文230頁
定価:本体1,000円+税
ISBN 978-4-87302-825-5 C0093

第24回 歴史浪漫文学賞優秀賞受賞作品。

悲劇の中宮・定子に捧げる夢のお話。枕草子には恨みの言葉ひとつ無く、この謎に投じた奇譚の波紋。呪いや厄病、闇に蠢く武力に広がって、髭切の太刀が薙ぎ払う。


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天照=壹與、月読=神武 古代日本の成立

佐々木 拓也(ささき たくや)著

体裁 46判/並製本/本文136頁
定価:本体1,000円+税
ISBN 978-4-87302-815-6 C0095

リンクする古代史料の謎を追う。魏志倭人伝と古事記・日本書記を新たな視点で読み解くことで古代史から消し去られた卑弥呼・壹與らの存在が浮かび上がる。


好評発売中

不比等の真実-日本の礎を築いた男が遺したもの-

大道 孝(だいどう たかし)著

体裁 46判/並製本/本文200頁
定価:本体1,200円+税
ISBN 978-4-87302-816-3 C0093

律令国家確立の真実を解き明かす。不比等が死去して千数百年の時を経たが、不比等の残したもの、すなわち、律令制度の定着による慣習法から成文法への転換、都市を中心とした国造り、貨幣経済の促進、年号の使用などは途絶えることなく生き続けてきた。


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かどわかされてオッペケペ

              -郵便集配人・喜三郎3-

伊原 勇一(いはら ゆういち)著

体裁 46判/並製本/本文182頁
定価:本体1,200円+税
ISBN 978-4-87302-814-9 C0093

第21回歴史浪漫文学賞優秀賞受賞作家の好評シリーズ最新刊。無敵の郵便集配人、三度目の登場!!令嬢誘拐、邪教集団、テロ事件、校長殺人……明治時代の光と闇を、歴史上の人物を配して大胆に描く!


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小石と蒼穹

     あの時代に中国人難民を支援した若者たちがいた

希代 準郎(きだい じゅんろう)著

体裁 46判/上製本/本文230頁
定価:本体1,500円+税
ISBN 978-4-87302-821-7 C0093

NGOのパイオニア。日中戦争下、中国人難民を支援しようと起ち上がった日本の若者たち。中国人の心に入り込みながら「日本軍の協力者」と誤解され歴史の闇に沈んだもう一つの戦争物語。


好評発売中

富江騒動始末記

竹山 和昭(たけやま かずあき)著

体裁 46判/並製本/本文184頁
定価:本体1,000円+税
ISBN 978-4-87302-823-1 C0093

慶応四年、領地没収という驚天動地の朝命を言い渡された富江藩は、本領復領に向けて士民挙げての復領嘆願運動を繰り広げた。


好評発売中

海を拓いた人-山田茂兵衛伝-

竹山 和昭(たけやま かずあき)著

体裁 46判/並製本/本文250頁
定価:本体1,200円+税
ISBN 978-4-87302-822-4 C0093

「かぶせ網」捕鯨法を考案し、貧困にあえぐ島を救った士。豊臣秀頼の死によって、流転の人生を歩むことになった茂兵衛が辿り着いた先は五島列島の北端に浮かぶ宇久島だった。


好評発売中

殉ずるものたち

    仙台藩のキリシタン時代から幕末・維新

千葉 茂(ちば しげる)著

体裁 46判/並製本/本文208頁
定価:本体2,000円+税
ISBN 978-4-87302-812-5 C0095

第24 歴史浪漫文学賞優秀賞受賞作品。

問う。何に、誰に、なぜ殉ずるのか。殉教・磔刑・処刑・殉死の意味するものを現代人に問いかける。


好評発売中

ニーチェの詩集

『フォーゲルフライ王子の歌』全評釈

太田 光一(おおた こういち)著

体裁 46判/上製本/本文172頁
定価:本体1,500円+税
ISBN 978-4-87302-811-8 C0095

1887年、膨大な著作の出版と最晩年の執筆構想の中でニーチェ自ら選んだこの『フォーゲルフライ王子の歌』はいわばニーチェの全精神全思想を凝縮した重要な作品で、これに評釈を加えることはニーチェを読み解く上で極めて意義深いと言える。


好評発売中

日本の近代史 他山の石

布施 隆一(ふせ りゅういち)著

体裁 46判/並製本/本文156頁
定価:本体1,000円+税
ISBN 978-4-87302-810-1 C0095

明治時代以降、太平洋戦争の敗戦から独立国になるまでの近代日本の盛衰を描く。6度にわたる戦争とメディアや教育の問題を科学的視点で鋭く紐解いた書。


好評発売中

ガレキの惑星

高見 翔(たかみ しょう)著

体裁 46判/並製本/本文374頁
定価:本体1,500円+税
ISBN 978-4-87302-809-5 C0093

破壊された街並み、家族を捜して廃墟を彷徨う男達。ガレキに眠る母の墓標へヒマワリを、幼子は鉄筋(鍬)を握った。悲しみが集うとき、新たな絆が生まれる。全四話。


好評発売中

アバター人麻呂

小林 義彦(こばやし よしひこ)著

体裁 46判/並製本/本文192頁
定価:本体1,000円+税
ISBN 978-4-87302-808-8 C0095

人麻呂に”もうひとつの顔”があった! 明日香の二面石や猿石はなぜ身ひとつに顔がふたつあるのか? 飛鳥の歌聖ヒトマロにふたつの顔があったからだ! 万葉千年の謎を解き明かす渾身の一書。


好評発売中

天神になった卑弥呼 邪馬台国の女王

篠﨑 紘一(しのざき こういち)著

体裁 46判/並製本/本文208頁
定価:本体1,200円+税
ISBN 978-4-87302-806-4 C0093

量子力学で捉える人間の生と死、そして魂の行方とは……。自然の神々が躍動するアニミズムの世界にて神女<シャーマン>になるための卑弥呼の苛烈な修行と女王としての苦悩の様を描き出すスピリチュアル歴史ロマン小説。


好評発売中

月の光滑らかに降りて

森島 令(もりしま れい)著

体裁 46判/並製本/本文184頁
定価:本体1,000円+税
ISBN 978-4-87302-807-1 C0093

戦後の混沌さを引き摺る昭和の北の港町。十四歳の少女が直面する同級生の死と教師による理不尽な苛め。少女の揺れ動く葛藤の様を見事に描き出した表題作、他四作品収録。


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闡提たちの廃仏毀釈

松本白華と富山藩合寺事件

宮田 隆(みやた たかし)著

体裁 46判/並製本/本文178頁
定価:本体1,000円+税
ISBN 978-4-87302-805-7 C0093

第23回歴史浪漫文学賞優秀賞
闡提とは、仏の教えを信じず、成仏する因縁をもたない者をいう。明治政府によって発布された「神仏分離令」を歪曲し富国強兵への道を邁進するために激しい仏教弾圧が行なわれたその悲劇を描き出す。


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銅の軍神

天皇誤導事件と新田義貞像盗難の点と線

智本 光隆(ちもと みつたか)著

体裁 46判/並製本/本文308頁
定価:本体1,500円+税
ISBN 978-4-87302-804-0 C0093

軍靴の音が高まる昭和初期、国威発揚のために祀り上げようとされた新田義貞。二度と悲劇の軍神を生み出さないために宗家当主がとった驚くべき行動とは?


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それは十二階からはじまった

郵便集配人・喜三郎2

伊原 勇一(いはら ゆういち)著

体裁 46判/並製本/本文142頁
定価:本体1,200円+税
ISBN 978-4-87302-803-3 C0093

第21回歴史浪漫文学賞優秀賞受賞作家のシリーズ第2弾。あの最強の郵便集配人が帰ってきた!!掏摸集団、女権拡張、乳牛詐欺、土蔵破り……明治という時代の光に隠れた闇を、腕に覚えのあるポストマンが次々に暴く。


好評発売中

続・一日暮らし

金谷 常平(かなや つねへい)著

体裁 A5判/並製本/本文256頁
定価:本体1,500円+税
ISBN 978-4-87302-802-6 C0026

好評を博した前作『一日暮らし』の続編。山岳登山記録を中心に、野菜や蕎麦作りの楽しみ方、お遍路体験、東日本大震災の跡地を巡るなど、傘寿を過ぎたシニアライフをマイペースで過ごすための貴重な経験談を描く。名僧白隠禅師の教えに感化され、「今日一日をいかに充実して過ごすか」を命題に、スローライフ・スローフード・スロー山歩きをモットーに季節と供に生きる生活を堪能する著者のエッセイ。


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平田玉蘊

尾道に生きた女性画家

小室 千鶴子(こむろ ちづこ)著

体裁 46判/上製本/本文288頁
定価:本体1,700円+税
ISBN 978-4-87302-801-9 C0093

一見儚げに見えながら激しい情念を裡に秘め、花鳥、山水、人物など多彩な世界に身を捧げた稀代の女流絵師の波乱の生涯を描き出す。


好評発売中

夏の夜のカヨ

真宮 正次(まみや しょうじ)著

体裁 46判/並製本/本文306頁
定価:本体1,500円+税
ISBN 978-4-87302-800-2 C0093

祇園お茶屋「福嶋」女将福嶋知子推薦。京都の街で暮らす幼馴染夏夜と正夫の二人が時代の荒波に翻弄されていく様を描き出した物語。敗戦後のシベリア抑留、チェルノブイリ事故を経て、夏夜と正夫が奇跡的に再会を果たす。他「昭和の修作」併録。


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玉川上水傳 後編

江戸を世界一の百万都市にした者たち

西野 喬(にしの たかし)著

体裁 46判/上製本/本文354頁
定価:本体1,600円+税
ISBN 978-4-87302-799-9 C0093

玉川上水を作ったのは誰?定説は玉川兄弟。これに異論はない。だが兄弟だけが築造者ではない。兄弟の偉業の影に埋もれた名も無き築造者たちの姿を活写する。


好評発売中

血脈

鵜野讃良私伝

宮井 ゆり子(みやい ゆりこ)著

体裁 46判/並製本/本文302頁
定価:本体1,500円+税
ISBN 978-4-87302-798-2 C0093

宝塚の舞台に持統天皇の言霊が舞い降りた。1982年、鵜野讃良皇后役を演じた条はるき(宮井ゆり子)、彼女の裡に憑依した持統天皇の執念と葛藤を描き出す。


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師弟と朋友

藤原惺窩とその弟子たち

口中 治久(くちなか はるひさ)著

体裁 46判/並製本/本文176頁
定価:本体1,000円+税
ISBN 978-4-87302-797-5 C0093

近代儒学の祖、藤原惺窩から連綿と繋がる京学派の流れを紡ぐ。戦乱の時代、臨済禅の教えから離れ儒者として生きる道を選択した惺窩とその弟子竹田城主赤松広道や高瀬川を開削した角倉親子、そして門下生四天王の林羅山・那波活所・堀杏庵・松永尺五らの人物像を描き出す。


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雑賀孫一郎と教如

本願寺東西分派

宝照 侑(ほうしょう ゆう)著

体裁 46判/並製本/本文230頁
定価:本体1,300円+税
ISBN 978-4-87302-796-8 C0093

拙僧は、時の権力者に対敵して生きてきた。織田殿とは石山の地を巡り争い、顕如様に破門に処せられた。豊臣殿からは隠退に追い込まれた。弟の准如殿は、江戸の徳川殿に警戒をしておる。拙僧は、ただ真宗の『御法』を守らんがために、動いておるだけじゃ。(本文より)


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小説・最後の大老

河野 愉一(こうの ゆいち)著

体裁 46判/並製本/本文168頁
定価:本体1,000円+税
ISBN 978-4-87302-795-1 C0093

幕府の終焉を見届けた大老、酒井忠績。旗本の身から突如姫路藩主を相続し、瓦解寸前の幕府において困難極まる舵取りを委ねられた主人公忠績の目を通して描き出すもう一つの幕末史。


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激動の幕末 蘭癖が行く

鈴木 舜(すずき しゅん)著

体裁 46判/並製本/本文226頁
定価:本体1,300円+税
ISBN 978-4-87302-794-4 C0093

勅許なく「通商条約」を結んだ老中、堀田正睦の波乱の生涯を描く。佐倉藩の部屋住みながら儲服の君として阿蘭陀事情等を学び、やがて藩主として藩の財政を根本から改革し、天然痘の種痘接種を領内くまなく行った名君正睦が、いよいよ西洋通として幕政の舵を取る。


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歴史の定則性から浮上する倭国黎明期の展開

真神 三郎(まがみ さぶろう)著

体裁 46判/並製本/本文166頁
定価:本体1,000円+税
ISBN 978-4-87302-793-7 C0095

「歴史は繰り返す」。歴史の動きの中にある定則的な流れに沿った展開の発現を紐解くことで見えてくる古代日本の真実とは?


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密書

島津の退き口異聞

黒木 比呂史(くろき ひろし)著

体裁 46判/上製本/本文252頁
定価:本体1,500円+税
ISBN 978-4-87302-792-0 C0093

あの鮮やかな「退き口」に裏があった!?百三十年間、秘匿され続けてきた「密書」を巡り、いま暗闘が始まる。


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聖なる森の伝説

柳田国男の移住開拓史

新部 正樹(にべ まさき)著

体裁 46判/並製本/本文142頁
定価:本体1,000円+税
ISBN 978-4-87302-791-3 C0039

日本人の神の源流を遡る。柳田国男の研究の軌跡を辿ることで、日本人の原像である山の民(移住開拓民)における山の神信仰を明らかにする。


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上州国盗り物語

那波一門史

藤原 文四郎(ふじわら ぶんしろう)著

体裁 46判/並製本/本文270頁
定価:本体1,500円+税
ISBN 978-4-87302-790-6 C0093

上野の国(現・群馬県伊勢崎市周辺)で領民とともに土地を守り続けた那波氏一族。長尾景虎(後の上杉謙信)と干戈を交え、武田信玄の許で真田氏とともに闘い、那波無理之介として名を馳せるも、やがて時代の大波に呑まれる悲運の一族……。


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ひねくれ弥八

本多正信外伝

田島 高分(たじま たかわき)著

体裁 46判/並製本/本文226頁
定価:本体1,000円+税
ISBN 978-4-87302-789-0 C0093

家康の懐刀、本多弥八郎正信の三河一揆と出奔後の放浪記。“黒衣の宰相”天海、“天下の総代官”大久保長安、徳川家を支えた三人の運命が交錯し、三方ヶ原の戦いへ向かう。“米の毒”の意味するものとは……弥八たちに決断を迫る。


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評伝 伊藤野枝

あらしのように生きて

堀 和恵(ほり かずえ)著

体裁 46判/上製本/本文240頁
定価:本体1,500円+税
ISBN 978-4-87302-788-3 C0095

第23回 歴史浪漫文学賞 特別賞。
野枝の命懸けの情熱が、甘粕正彦・辻まこと・伊藤ルイを通して100年後の “現代” によみがえる。


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棚無し小舟

フォト短歌集

成田 茂(なりた しげる)著

体裁 A5判/並製本/本文134頁
定価:本体1,200円+税
ISBN 978-4-87302-787-6 C0092

鳥の目で見る空中写真を援用し、縄文の暮らし、環境問題、災害列島を訪ね、その感 慨を短歌にしてみた。 日本の豊かな風土と文化、環境の再生、災害復興の姿とともに、小舟で急流を渡るよ うなリスクも見てとれる。


好評発売中

高梨大乱

上杉家を狂わせた親子の物語

小田切 健自(おたぎり けんじ)著

体裁 46判/上製本/本文388頁
定価:本体2,000円+税
ISBN 978-4-87302-786-9 C0093

北信濃で一所懸命に領地を守り続けた高梨氏四代。上条上杉家を破り、武田信玄を二度までも撃退するも、やがて戦国の大波に呑まれ翻弄される……。


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玉川上水傳 前編

江戸を世界一の百万都市にした者たち

西野 喬(にしの たかし)著

体裁 46判/上製本/本文318頁
定価:本体1,600円+税
ISBN 978-4-87302-785-2 C0093

江戸、困窮する水事情! 四代将軍の御世、江戸の急激な人口増加は人々に飲料水不足をもたらす。これを解消しようと新たな水源探しに奔走する者たち。上水工事着工までの知恵伊豆こと松平信綱らの熱情と労苦を描く。


好評発売中

他教化と連携した小学校英語の授業

CLIL的アプローチ学習指導案21例

内山 工(うちやま たくみ)著

体裁 B5判/並製本/本文144頁
定価:本体1,000円+税
ISBN 978-4-87302-784-5 C0082

小学校では国語や算数等の教科、クラスの活動、行事、特別活動等多くの領域があります。CLILのアプローチではそれらの内容全てが英語学習の教材になります。学習する言語は「英語」でクラスの中で「共に学び合う」ことが大切なポイントとなります。指導者の一方的な説明で終わる45分間ではなく、自分の考えを伝えたり友達の意見を聞いたりみんなで試行錯誤して学習の方向を見い出す「学び合い」の場面を設定することが求められます。


好評発売中

郵便集配人は二度銃を撃つ

伊原 勇一(いはら ゆういち)著

体裁 46判/並製本/本文144頁
定価:本体1,200円+税
ISBN 978-4-87302-783-8 C0093

第21回歴史浪漫文学賞優秀賞受賞後第1作。日本で初めて拳銃を所持した職業は─郵便集配人だった!!明治のポストマンが遭遇する、汚職事件、ピストル強盗、人身売買……歴史上の人物も次々に登場し、混沌とした時代の光と闇を活写する!


好評発売中

不存在の証明

邪馬台国異聞

合六 廣子(ごうろく ひろこ)著

体裁 46判/並製本/本文134頁
定価:本体1,000円+税
ISBN 978-4-87302-782-1 C0095

卑弥呼は、ヒムカ(古代日向国)の女王であった。「魏志倭人伝」を忠実に読み取り、新解釈で邪馬台国の謎に迫る!


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忍城落日

渡辺 せつ子(わたなべ せつこ)著

体裁 46判/並製本/本文310頁
定価:本体1,500円+税
ISBN 978-4-87302-781-4 C0093

佐幕か勤皇か、黒船来航以来、風雲急を告げ政治情勢が変転する中、名門譜代としての矜持と領民を慮る思いとの狭間で揺れる忍藩の苦悩を描きだす歴史ドキュメント。


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黎明の空

大澤 俊作(おおさわ しゅんさく)著

体裁 46判/並製本/本文374頁
定価:本体1,500円+税
ISBN 978-4-87302-780-7 C0093

戦国乱世最後の戦いは「大坂夏の陣」ではなく「天草島原の乱」である。 森宗意軒と由井正雪。漆黒の闇に生きた師弟が「天草島原の乱」「慶安の変」を起こして長い戦国乱世の最後を飾る。 真田幸村より受け継いだのは天下泰平の志と妖刀村正。 慶長二十年(1615)の大坂夏の陣より二十二年。徳川政権の圧政にキリシタンや百姓ら民衆、そして旧豊臣家の浪人衆が遂に立ち上がった。その中に森宗意軒という元真田幸村隊の武将が軍師としていた。彼は、外国勢力と共謀し、現政権を打倒した後は天草四郎という豊臣秀吉の孫を天下人に据えて万民の泰平の世を築く、という雄図を描いていた。 そして志は宗意軒の弟子、由井正雪へと継承されていく。戦国はまだ終わってはいない。